4.機材等
●ATAカルネ:
最近では撮影機材を日本から持ち込むということは、ほとんどなくなりました。
もし持ち込み機材、商品(特に車等)がある場合はヨーロッパ内ではATAを同時に持っていく必要があります。ヨーロッパ内でもかつてのスペインのようにカルネ以外に文部省等の許可が必要な場合もありますので、持ち込み機材がある場合には、事前にじゅうぶん現地スタッフと確認する必要があります。また、ハイビジョンデジタルVTR等のハイテク機については、さらに別の許可が必要な場合もありますので、事前の確認が必要です。いずれの場合でも、ロケスケジュールを確実に遂行するためには、現地スタッフとの事前打ち合わせが必要です。
●FILM機材:
機材の種類に関しては日本とほとんど同じ物を、現地で揃えられます。ただ、撮影が重複した場合、希望の物が予約出来ずに遠くから持って来る事態も生じますので、なるべく早目に正確な機材リストを現地スタッフに知らせるほうが、経済的です。
●VTR機材:
フランスと東ヨーロッパは“SECAM”、西ヨーロッパは“PAL”と方式上の問題がありますのでNTSCに対応したVTR機材の確認を行う必要があります。
●フィルム・現像:
フィルム購入から現像(ラッシュ)まで処理をして、日本へネガを持ち帰るというのが、最近のヨーロッパロケのパターンです。パリ、ロンドンなどでは、ネガからD-1 NTSCに直接テレシネを行うことは可能です。平日であれば前日夜、撮影済みネガを現像所に入れれば、翌日午後にはラッシュ(テレシネ)が上がります。ネガを日本に持ち帰るために、日本の税関用に現地スタッフに、ネガのFACUTURE-PROFORMAを作成してもらいます。
★ATAカルネのお問い合せ
〈社会法人 日本商事仲裁協会〉
●東京事務所
〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-9-1大正生命日比谷ビル4階
(カルネ事業部) TEL:03-3287-3071
●大阪事務所
〒540-0029 大阪市中央区本町橋2-8大阪商工会議所ビル5階
(カルネ事業課)TEL:06-6944-6165
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