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●スタン・ブラッケージ 映画の極北 メールニュース
NO.32
2003.12.26

○「ブラッケージ・アイズ2003-2004」愛知上映終了しました
○「ブラッケージ・アイズ2003-2004」神戸上映1月開催!
○せんだいメディアテーク、アテネフランセ文化センターでも上映決定!
○明日は12/27(土)音楽企画のライブがあります!
○「ブラッケージ・アイズ2003-2004」横浜上映感想批評等
○賛助会員募集要項が変更致しました

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12/13に愛知での上映が終わりました。来年は1/16(金)より1/25(日)まで神戸アートビレッジセンターにて上映されます。関西方面の方はぜひ御覧ください。

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★「ブラッケージ・アイズ2003-2004」愛知芸術文化センター上映は12/13で終了しました★

中日新聞にも西嶋憲生さんの記事で紹介され、若いお客さんもたくさん来てくれて、盛況に終わりました。

どうもありがとうございました。

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★「ブラッケージ・アイズ2003-2004」1/16〜25 神戸アートビレッジセンターにて上映!★

1/16(金)より神戸アートビレッジセンターにて上映されます。

◇1/16(金)19:00〜オープニングトークショー (高嶺剛、水由章)

◇作品展示「ブラッケージ・ワークス」
会場:KAVCギャラリー(1階)入場無料
開催時間:1/16(金)〜1/25(日)(20日(火)は休館)
11:00〜19:00(16日は18:30〜21:30、25日は17:00まで)
展示内容:ブラッケージのフィルモグラフィー、バイオグラフィーと作品のコマ写真を構成したパネル展示

◇ワークショップ「ハンドペインティングフィルムを作る・見る」
会場:KAVCギャラリー(1階)
開催時間:1/18(日)14:30〜17:00(終了予定)
参加費:1,200円(ブラッケージ作品上映1プログラム分鑑賞券付き)要予約
内容:35ミリフィルムにスクラッチやペンティングして、世界最小最軽量の35ミリ再生装置「ムービーミエール」で見てみます。

◇トリビュート・フィルム「リスポンド・ダンス フィルム」
会場:KAVCシアター(地下)
開催時間:1/25(日)12:00〜
入場料金:当日1,000円(ブラッケージ作品上映のチケットをご使用いただけます。
内容:日本のフィルムメーカーによるブラッケージへのトリビュートフィルム集
参加作家:石田尚志、伊藤隆介、今泉晶彬、大橋勝、荻原貴之、乙部聖子、小池照男、高嶺剛、辻直之、能登勝、宮崎淳、水由章

ブラッケージ・アイズ上映会場:KAVCシアター(地下)
1プログラム前売り800円(当日1000円)
4プログラム3000円、フリーパス7000円

主催:ブラッケージ・アイズ実行委員会
財団法人神戸市民文化振興財団
神戸アートビレッジセンター

問い合わせ:神戸アートビレッジセンター
tel:078-512-5500
http://kavc.or.jp/

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★仙台、東京上映情報★

「ブラッケージ・アイズ2003-2004」は2/27(金)〜3/4(木)まで、せんだいメディアテークで上映されます。

詳細は次回のメールニュースにてお伝え致します。

東京の上映会場が決定しました!
3/16(火)〜3/27(土)(3/21.22休館)まで、アテネ・フランセ文化センターにて上映されます。
ぜひ御覧下さい。

タイムテーブルは以下のサイトを参照願います。
http://www.mistral-japan.co.jp/

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★Visual music for the silent film maker Live Session〜 光を鳴らし,動きを刻む〜★

その作品のほとんどがサイレントである映像作家、スタン・ブラッケージ。しかしその作品のいくつかは音楽的なタイトルを持ち、またその作品を見る者は、彼の作品から"音楽"が聞こえると言う。しかし音楽どころか音さえも付けず、それでいて視覚音楽(ビジュアルミュージック)という言葉を語る彼の作品における音と映像の関係性とはいったいどんなものなのだろうか。"ブラッケージ・アイズ2003-2004"のトリビュート企画「リスポンド・ダンス」に関連して行われるこの音楽企画「Visual music for the silent film maker」。サウンドアーティストである久保田晃弘、クリストフ・シャルル両氏によるそれぞれの"ビッグバンド"オーケストラ"のパフォーマンスに加え、テーマとなるブラッケージの作品の上映、出演者によるトークセッションが展開される中、音と映像の新たな関係の可能性を見出すことはできるのだろうか?

27th December 2003
at UPLINK FACTORY
開場18:00 開演18:30
前売\2300 当日\2500
http://www.visualmusic-for-sfm.net
http://www.uplink.co.jp/factory/

出演
TAU Brakhage Laptop big band
(久保田晃弘 サウンドアーティスト・多摩美術大学情報デザイン学科教授)
MAU Brakhage Laptop Orchestra
(クリストフ・シャルル サウンドアーティスト・武蔵野美術大学映像学科助教授)

http://www.visualmusic-for-sfm.net
mail-sb@visualmusic-for-sfm.net

●上映 「Love song」11min Stan Brakhage

●TAU Brakhage Laptop big band パフォーマンス 20min
(久保田晃弘 サウンドアーティスト・多摩美術大学情報デザイン学科教授)

●MAU Brakhage Laptop Orchestra パフォーマンス 20min
(クリストフ・シャルル サウンドアーティスト・武蔵野美術大学映像学科助教授)

●[nu:] laptop orchestra -- tribute to SB) Live session 20min
 上記の2つを組み合わせたユニット

●トークセッション 40min
「サウンドアーティストからの回答・Visualmusicとは何か?」
参加メンバーによる鼎談。自分にとってのVisualmusicを語り、ブラッケージにとってのVisualmusicを推測する。

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★「ブラッケージ・アイズ2003-2004」横浜上映感想批評等★

11/22〜30に開催された、横浜赤レンガ倉庫1号館での上映後、様々な方から感想、批評が寄せられました。

その中より映像作家の居田伊佐雄さんの批評を転載させていただきます。どうぞ御参考ください。ブラッケージ・アイズは、一言で言えば、『モネ展』や『ピカソ展』と変わらない素晴らしい『ブラッケージ展』でした。上映プログラムの充実は勿論、資料価値の高い図録や、ブラッケージのフィルムを大きく引き伸ばして展示するなどの諸々の美術にも感心させられました。映画作家のフィル・ソロモンとマリー・ベス・リードのトークも、ブラッケージの制作協力者だけあって、オプチカル・プリンターに向かって作業する晩年のブラッケージの姿を髣髴とさせて興味深いものでした。

 晩年のブラッケージは、ステップ・プリンターとよばれるオプチカル・プリンターに手で彩色した透明フィルムをセットしてボレックスで撮影していました。光源は彩色フィルムの後方にあるばかりではなく、時には前方にも配置され、絵具の色そのものや乾燥した絵具のひび割れも撮影できるようになっていました。撮影側のフィルムにはコダクロームを使っていたとのことです。ファィンダーの中の美しい色彩の世界を覗きながら、リモコンで即興演奏するようにステップ・プリントするブラッケージはしばしば忘我の境に入っていったそうです。

 それから、大恐慌の時代を生きたブラッケージのお母さんは、糸くず一本も捨てずに大切に取っておく節約精神の持ち主だったらしいのですが、ブラッケージの編集スタイルにはこのお母さんの節約精神の影響があると、ブラッケージ自身が言っていたそうです。ブラッケージの編集スタイルには、感覚器官の反応そのもののように見る人の感受性に寄り添ってくる部分と、ブラッケージ本人以外にその必然性を理解できるとは思われない部分があると私は思っています。その結果独特な編集スタイルが生まれているのでしょうが、お母さんの節約精神が影響を及ぼしていたと考えると、ブラッケージの編集スタイルの謎が解けそうに思える面白いエピソードでした。

 今回はじめて見た作品では『子供の庭と静かな海』が特に優れていると思いました。ピントを外してあるか露出を外してあるか像を歪めて撮影したかの映像だけで構成された、ブラッケージの実写作品のスタイルを徹底させた作品です。たとえば露出不足で撮影されたバラの垣根は葉叢の隙間の白い点々が星である夜空のようですが、視点が移動するにつれてくすんだ赤いバラが咲いている、といった官能的なイメージを紡ぎ出します。1991年ですからハンドペイントを始めたころに撮った実写作品なのでしょう。ブラッケージの最高傑作の一つだろうと思います。

 フィル・ソロモン作品集も圧巻でした。『Nocturne』と『PSALM II : Walking Distance』が特に面白く、中でも『PSALM II : Walking Distance』には驚かされました。ブラッケージのステップ・プリントというのは、透明フィルム上にデカルコマニーやフロッタージュのような技法で作り出したイメージの一コマ一コマを、映画というメカニズムを通して見せるにはどうすればいいのかという問題を、一コマあたりの滞空時間ちょっとだけ延長することで解決するという閃きから生まれたものです。これは必然的に「極端に速いスライド・ショー」という性格を帯びることになります。しかしそのような視覚体験は普段の生活の中にはない体験なので、感覚がそれを受け入れるには若干の困難を伴います。フィル・ソロモンの『PSALM II : Walking Distance』はペイントされたフィルムをステップ・プリントすることに伴うこの問題を、超絶技法によって解決した目覚しい作品です。恐怖と滑稽のイメージをフィルム自体が溶けていくかのような画面の中から浮かび上がらせる手腕は完璧としか言いようが無いほど洗練されており、実験映画の最高傑作の一つに数えられるだろうと思います。

 会場の横浜赤レンガ倉庫1号館は海に囲まれていて、夜は仄かにライトアップされ、とてもいい雰囲気でした。向かいの2号館にはデザートを食べさせるテナントが沢山入っていて、上映の合間に旨そうな店に入っては食を楽しんでおりました。

居田伊佐雄(映像作家)

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★賛助会員要項変更について★

 ブラッケージ・アイズ実行委員会は、映像作家、アーティスト、デザイナー、教員、学生、批評家、観客などが参加した実行委員会形式で活動しております。「ブラッケージ・アイズ2003-2004」終了後もブラッケージ作品の上映、研究等を継続してまいります。この活動に賛同し会員として御協力していただける方を募集しております。要項、特典は以下のようになります。

◎要項
  個人会員  一口10,000円
  法人・団体 一口30,000円
  一口以上で、何口でもお申し込みいただけます。

◎振込み先
  郵便振替口座:00190-8-580005
  口座名:ブラッケージアイズ実行委員会

◎特典
1.「ブラッケージ・アイズ2003-2004」の公式カタログ進呈。
2.ブラッケージ・アイズ実行委員会による催しの案内をお送り致します。

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