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●スタン・ブラッケージ 映画の極北 メールニュース
NO.11
2002.5.28

○「LOVE SONGS」試写会感想より
○上映会情報もりだくさんです!

☆スタン・ブラッケージ ハンドペイント作品集
「LOVE SONGS」の試写を観て☆

岡山で実験映画を創っている能登です。

仕事で上京したのをこれ幸いと(実は大阪でもできるナレーション録音を強引に東京に持っていくという努力も必要でしたが)、それプラス余分に一泊してどうにかこうにか、LOVE SONGSの試写会に合わせる事ができました。けれど上映が始まるまでは、まるで自分の上映会の前に似て少しの期待と大きな不安で緊張させられ、全く逃げ出したくなる気分でした。

不安の大元はハンドペイントに何らかの価値を見い出す事ができるかどうかで、どんなに美しくても所詮網膜上の喜びに過ぎないかも知れないという恐れが非常に強く、これまでに観てきたブラッケージの映画から相対的に判断すると、今回の作品群に価値を期待するのは絶望に近い気がしたのです。それって、ブラッケージのお陰で実験映画を創る事になった僕にはかなり大きな問題だったのですよ。

結論から先にいうと、予想は大きく裏切られ本当に素晴らしいものでした。ハンドメイドの映像刺激に対して、僕の脳は久し振りに散歩に連れ出された子犬のように喜び、映画を観ている間、随分とおしゃべりになっていました。こんなにおしゃべりな脳は全くもって初めてだぁ。

その事だけで充分、ただの網膜上の喜びに過ぎないものではないことは明らかでした。

それに70年代の作品を最後に、今回の映画を見るまでの20年以上の時の流れがどういうものかを考えると、僕自身もそうだし映画を日常的に創っていない人はもっとだと思うけれど、CG映像の新しいリアリティと視覚的な刺激が、脳の映像の受容器の部分をほぼ埋めてしまい、いつの間にかかなり一方向に方向付けられていたんじゃないかという気がします。良い悪いじゃ無くてね。いや、やっぱり良くない事かな。

それに対して、ともすれば閉じかけていた脳の受容器が、ハンドペイントによって甦った。それは実写のほとんどない映像であるからこそ、かえって純粋に刺激に身を任せることができ、それもプラスに働いたのだろうと思います。

そういう意味でこのハンドペイントフィルムは20年前ではなく、今だからこそ真の価値を有すると思います。時代もブラッケージの味方ですよ。

僕は決してゴッホの絵の前で涙ぐむような鑑賞体勢の整った良き観客ではなく、むしろ否定的に臨んでこのような感想を持ったのだから、これは、お勧めです。
能登 勝(実験映画作家)

◇スタン・ブラッケージ「LOVE SONGS」◇
7月13日(土)より BOX東中野にて21:15よりレイトロードショー(日曜は休映)
特別鑑賞券1,400円 発売中!

☆国立(くにたち)劇場VOL.11 上映☆

【個人で、映像で、表現する。ということ!】
いずれもパーソナルな視点から捉えた、全くタイプの異なる三人の作品を上映個人で映像を作る意味を問う!

●日時:6月9日(日)
Aプロ 15:00 袴田浩之新作集「壊滅&不退転/逃走」
Bプロ 17:00「二つの視線−中沢あき と 根来祐」
●料金:1回券1,000円 2回券1,600円(入替制)
●会場:木乃久兵衛(キノ・キュッヘ)
国立市西2-11-32/TEL.042-577-5971
国立駅南口富士見通り徒歩15分
立川バス「国立循環・羽衣循環(音高経由)等」5分 音高下車10m手前文房具店地下
●問い合わせ・電話予約:TEL/FAX.0422-39-7644(片山)
●主催:国立(くにたち)劇場

Aプロ(15:00)  袴田浩之新作集「壊滅&不退転/逃走」

個人で作られた映像作品をよく独り善がりだと言われることがある。袴田作品は典型的な独善的映像の連続である。自分の時間に自分のお金で作った作品が独善的であるのは当り前ではないか。上映する2作品は付き合っていた女性が、自分の一番尊敬する男の元へ去り、それを引きずっている男の悲しい話しである。そこには優しく、ナイーブで繊細な袴田の感性が独善的な隙間から頻繁に顔を見せている。これは袴田の単なる愚痴の映像か、独善的な女にふりまわされる男の映像なのか! いや違う、極私的な出来事をさらけ出すことによって、袴田は表現者として観客と関係性を築きあげていくのである。独善的にね…。(水由 章)

<上映作品>
「壊滅」55分/ビデオ/2001年
「不退転/逃走」20分/ビデオ/2001年

袴田浩之<プロフィール>
1968年生まれ、浜松市在住。異能映像作家集団シネマヴァリエテ代表。浜松、東京、山形、神戸などの映像個展を含め、グループ展など多数。調布実験映画祭にも入選。全国各地で上映される。が、しかしそんな事はどうでもよく実際はアルコールで自分を癒す生活が続く。この先の事は正直言って判らない。ただ待っている。動きつつも何かを。

Bプロ(17:00) 「二つの視線−中沢あき と 根来祐」

個人で製作される映像作品は、自己の内的イメージをカメラを通じて外在的イメージに作りあげた作品が多い。ある意味ではそれが非常に曖昧なイメージとなり、観る者に伝わらなかったり、それとは逆に様々な想像力を呼び起こし、共感をもたらす場合もある。

今回の企画は、現在活躍する二人の女性作家に、それぞれ違いの作品を観ていただき相手の作品について語ってもらうことにした。自分の作品ではなく、他者の作品について語り合うことを通じ、作り手本人が気付かなかった自己の作品が内包する豊穣さが発見されたり、次回作につながる刺激的なトークになることを願う。(佐々木 健)

<上映作品>
「水を想う」18分/ビデオ/1997〜99年
「0.04」9分/ビデオ/1996年
「aomori bannka」14分/ビデオ/1999年

<推薦作品>
「さみしいときの口の運動」高橋華子/3分/ビデオ/1999年
「ひきだしの中で静かに握手する」土屋貴史/5分/ビデオ/1999年

中沢あき<プロフィール>
東京都出身。日本大学芸術学部映画学科映像コース在学中より個人映像制作及び、上映を始める1997年、SVPの前身である原宿ビデオ研究会に参加。上映会企画や『Re-Site』での執筆などの活動に関わり、現在に至る。http://svp.gentei.org/

<上映作品>
「からっぽ」7分/ビデオ/1999年
「ゆらゆら」7分/ビデオ/1999年
「擬似恋愛」7分/ビデオ/1999年

<推薦作品>
「新木場ホームレス」岡田崇/35分/ビデオ/2001年

根来祐<プロフィール>
1972年 岡山県倉敷市生まれ。1998年〜99年に自分自身の体験から摂食障害をあつかった短編ドキュメンタリー『ゆらゆら』『疑似恋愛』『からっぽ』を製作。その後も依存症や神経症をあつかった作品の制作を続ける。2001年の山形国際ドキュメンタリー映画際の日本パノラマ部門で初の長編ドキュメンタリー「そして彼女は片目を塞ぐ」を上映。

☆パーソナル・フォーカス2001 上映☆

パーソナルフォーカスとは、8ミリフィルムでつくられた3分間の作品なら、応募された作品ぜんぶを上映するフェスティバルです。ぜんぶということは、いかなる検閲もなし、ひとつの落選もなしということ。2001年は札幌から福岡まで、全国から55本の作品が集まりました。審査なしだから、おもしろくっても3分で終わり、つまらなくても3分ガマンすれば済む!おもちゃ箱とゴミ箱を同時にひっくり返したようなおもしろさ!

そしてまた、世紀を越えて生き延びた8ミリフィルムという映像フォーマットの、類い稀なる質感を堪能あれ。 ビデオがインスタントラーメンだとすれば、フィルムは化学調味料不使用のいわゆる無化調ラーメンのごとき味わいです。コストはかかるけれど、ハマってしまうとやめられない妖しい魅力をはらんでいるのです。この機会にぜ〜ひ御体験あれ。(山崎幹夫)

日時:6月29日(土)17:00〜
   6月30日(日)15:00〜
場所:ラ・カメラ
 世田谷区代沢4-44-12 tel 03-3413-9422
(下北沢駅南口を出て、階段を降りた方向にそのまま南口商店街を進む。茶沢通りに合流してさらに直進。しばらく進むと右手のビル2階に看板が出ている。駅から徒歩12分)
問い合わせ:0422-39-7644(片山)
主催:パーソナルフォーカス東京上映実行委員会

上映作品
(当日の上映順序は変わります)
『感傷的小旅行』石垣友子(北海道)
『まわるもの』白昼音(北海道)
『ほんとなのだ』遠藤奈緒(山形)
『After you've gone』黄木優寿(山形)
『マリエメルト』大木千恵子(山形)
『リセット』小川知宏(山形)
『さよなきどり』斎藤健太(山形)
『ON THE EARTH』加藤 到(山形)
『世界/6 eye-lids』川口 肇(山形)
『IN SILENCE』河村秀明(山形)
『Perfect World』太田水里(千葉)
『こんなにもカリフラワー』浅生田尚子、野崎元晴、石井瞳(埼玉)
『Rule(ルール)』ブービーキングマ(埼玉)
『カイカン』大榎 淳(東京)
『RELATIVE TIME-TABLE 2001』太田 曜(東京)
『朝の薔薇の指』片山 薫(東京)
『Okey,Boys』末岡一郎(東京)
『石の上にも、アンパンマン』高原 一(東京)
『郊外へ』前田敏行(東京)
『dance@tokyo edge(東京のキワ)』万城目純(東京)
『瞬息4』水由 章(東京)
『ドウロクするぞ!』村上賢司(東京)
『海蜥蜴』山口航輔(東京)
『毛髪悲喜劇』山崎幹夫(東京)
『カノン「鏡」』吉村雅利(東京)
『奇劇 駅前自殺』Hotaruika.P.D(東京)
『トマトとタマネギ』粟屋麻理(神奈川)
『光と影 2001.3.19.』帯刀恵子(神奈川)
『空の無言歌』増田直行(神奈川)
『倫 C.T.』板倉善之(大阪)
『降る日』大橋 勝(大阪)
『空景(クウケイ)』平田正孝(京都)
『pekin』テスコ(京都)
『陰陽−ON-YOー初版』荻原貴之(兵庫)
『道頓堀』賀川剣史(兵庫)
『祈り』北山勝寿(兵庫)
『蓮』中原明子(兵庫)
『我らバビロン川のほとりに坐り』三木淑生(兵庫)
『何んだ』黒岡洋一(岡山)
『1979ー2001』能登 勝(岡山)
『さかさま』NAO(岡山)
『どおって、ことなし』夜の編集室(岡山)
『たいくつ日和』井上賢嗣(福岡)
『こもれび』小田志保(福岡)
『Plus-X No.2』金子 功(福岡)
『黒字の恵』金子 功(福岡)
『JCK episode 21C.』上久保 武(福岡)
『ビリィ・ザ・キッド』高森由希子(福岡)
『ある日』戸屋幸子(福岡)
『くるくる』中原知代呼(福岡)
『415號室』福間良夫(福岡)
『断簡零墨』堀内孝寿(福岡)
『17才の夏ー少年「A」』宮田靖子(福岡)
『夏の記憶』安武輝昭(福岡)
『loundscape』山本 司(福岡)
(合計55本/上映時間約3時間)

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